2015年の映画鑑賞は元旦の「フューリー」で幕を開けた。
 映画サービスデーのこの日に地元のシネコンではなく、わざわざ有楽町に出かけたのには意味がある。ハシゴしようと思ったのだ。
 年末「ストックホルムでワルツ」の鑑賞が叶わなかった。新宿武蔵野館で上映していたのだが、1,800円払いたくない。元旦ならばと上映館を探すと有楽町のヒューマントラストシネマでやっている。午後の上映は16時40分から。だったらその前に1本観られると日劇13時30分からの「フューリー」を選択したわけ。
 ところが、「フューリー」終了後、ヒューマントラストシネマの入っているビルに駆けつけるとなんと休みだった。映画館って正月興行ではないのか?

2015/01/01

 「フューリー」(TOHOシネマズ日劇)

 戦闘シーンはリアルで、残虐描写に何度かのけぞった。
 フューリーとは戦車の名前で、ブラッド・ピット率いるチーム・フューリー(クルーは5人)の活躍を、新入りのローガン・ラーマンの目をとおして描く。猛者揃い、曲者揃いのチームに突然放り込まれたひ弱な兵士の成長物語でもある。
 クルーの中に気になる人がいた。役柄が役柄だけに似ているだけで別の役者かもしれない。最近は何の情報も仕入れずに映画を観るので、この映画もブラッド・ピット主演の戦車映画ぐらいの認識しかなかったのだ。
 エンディングのクレジットで確かめたら、やはりシャイア・ラブーフだった。「トランスフォーマー」3部作等、ちょっとヘタレの青年役ばかりだったのに、その変わり様に驚いた次第。

     *

 3日は、DVDで「善き人のためのソナタ」を観た。
 昨年10月の関西行で、夜通しでUさん、Nさんと映画談義していた。Uさんのお薦めが「善き人のためのソナタ」だった。2番館で観た2本立ての1本。もう1本の方が目当てだったのだが、「善き人のためのソナタ」にガツンときたとのことだった。
 この映画に関しては、有名な映画賞を獲ったこと(アカデミー賞外国語映画賞)、禿頭の中年男がヘッドホンをしているショットくらいしか記憶になかった。
 映画を観るまで第二次世界大戦を舞台にした話だとばかり思っていた。
 時代は1980年代前半、あと5年で東西の壁が崩れる東ベルリンが舞台になっている。主人公は東ドイツの国家保安省の局員(ウルリッヒ・ミューエ)で、彼が反体制の作家を監視する任務につくところから映画は始まる。
「男は、忠実に作家を監視しているんだけど、徐々に作家にシンパシーを感じていくんだ」
このUさんの解説で映画に興味を持った。
 男はその後どうなってしまうのか? ラストの男の一言にグッときた。
 映画館で観ればよかったと反省しきり。




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新井啓介
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まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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