先週、3連休の最終日である12日(成人の日)は「シネマDEりんりん」の新年会だった。シネりんは2年半ずっと不参加だったが、今年からはできるだけ参加するつもり。
 といわけで、新年会は18時からだが、17時からの今年の活動計画に関する打ち合わせから出席した。

 紀伊国屋に立ち寄ったことで少し遅れて会場に到着すると見知らぬ顔の方がいた(こちらだって、見知らぬ顔なのだが)。その一人がこの会の実行役員的存在のI氏と話していて、会話の中に「ショーケンという孤独」という言葉がでてきたので思わず耳をそばだてた。
 新年会が始まって、その方に「ショーケンという孤独」の話題をふると、なんと番組でショーケンを取材した本人だった。カメラもまわしているとか。名刺をいただいた。ジャーナリストの原渕勝仁氏。最近では北朝鮮のよど号犯人たちを取材した様子が某ニュース番組で流れた。
 「ショーケンという孤独」では企画としてクレジットされているという。

 「ショーケンという孤独」は、フジテレビ「ザ・ノンフィクション」で企画されたドキュメンタリーではなかった。実際は放送されるまで紆余曲折があったという。まだ何のアテもないうちから、原渕氏がショーケンに密着してカメラをまわしはじめた。ショーケンのマネージャー氏からの依頼だった。もちろん自費である。
 その後、いくつかの番組に売り込んだ。最初はうまくいかなかった。某局では、稟議が最終決裁までいったものの、その最終決裁者が「犯罪者のドキュメンタリーなどまかりならん」と却下されてしまったとのこと。やはりTVではショーケン排除の風潮があったのか。

 で、「ザ・ノンフィクション」のプロデューサーに取材テープを見せたところ、「よくぞこんな映像が撮れた!」と感激して即座にGOサインが出たと。
「だから企画書は提出していないんですよ」と原渕氏は笑った。
 「ショーケンという孤独」を観て、私はショーケンの復活を確信したんですよ! 映画「TAJOMARU」は出来は悪かったけれど、ショーケンの演技には大いにうなづけるものがあり、その後の活躍を期待していたのですが……

 トーク&ライブも成功し、あとは本格的に映画で復帰、のはずだった。にもかかわらず、主演の「痴人の愛」の映画化(「ナオミ」)はポシャり、助演(?)の「朝日のあたる家」はプロデューサーの詐欺事件の影響でお蔵入りになるわ、以降、映画出演の話は聞こえてこなくなかった。映画復帰に尽力していた市川森一さんが亡くなられて、それが理由かどうかわからないけれど、「傷だらけの天使」映画化の話もナシのつぶてとなった。

「『ショーケンという孤独』PART2も準備されていたんですよ」
 2はライブ中心に構成される予定だったとその構想を語ってくれた。
 観たかった! 観たかった! 観たかった!

 いったいどうしてこうなってしまったのか?
 まあ、なんとなくはわかっている。
 ファンだから批判的なことは書きたくないが、ひとつだけ。
 不遇時代にネットサーフィンしていろいろなショーケンネタを仕入れては、紹介、リンクを貼った個人のファンサイトを肖像権の問題であっけなく閉鎖させてしまった、あの対応はないだろうと憤った。確かに問題は大ありだけど、その処置を施す期間、猶予をなぜとれなかったのか。

2015shinnennkai
シネりん新年会 
参加者全員で「はい、ポーズ!」




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Comment
No title
Part.2の企画があったなんて!見たかったっす。
ショーケンファンさんのサイトの話、、、私も「手弁当でやってくれているサイトなのに潰すとはなんてケツの穴が小さいんだろう」かと憤慨しておりましたよ、、、。ショーケン公式HPなんかよりあのサイトのほうがどれだけ良かったことか、、、
えいじ さん
書き込みありがとうございます。
こちらの精神状態もありますが、4度めのライブには行きませんでした。
空海の朗読劇は新しい挑戦でしたが、ファンは特にのぞんでいなかったんでしょう(中止になるとは思いませんでしたが)。
皆スクリーンのショーケンを期待しているのでは?

ほんと、あのサイトは楽しかったですねぇ。
SHOKEN-Funさん、ツイッター頑張っているのでしょうか? たまに覗きにいってましたが、あるときから登録制になったもので。
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プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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