2015/01/18

 「ベイマックス」(MOVIX川口)

 予告編で抱いたイメージと違う内容だったと、どなたかがどこかに書かれていた。確かにその通り。僕自身、兄を失った少年が、兄が作った看護ロボットのベイマックスと繰り広げる少しSFチックな日常ドラマ、TVアニメ「ドラえもん」のようなストーリーを予想していた。ベイマックスとの生活を通して失意の少年が元気になるといったような。

 確かに映画はそんな感じで始まる。が、大学生の兄が、大学の火事で焼死したあたりから、あっと驚く展開になっていく。ほのぼのロボットものというより、スーパー戦隊そのものではないか!
 天才ゆえに道をはずれた生き方をしようとする弟の将来を心配した兄が、自分が通う大学連れて行き研究仲間たちを紹介するシークエンスが伏線だったわけだ。

 このツイストに快哉を叫んで、以降の笑いをまぶしたサスペンスとアクションの連打に夢中になった。サンフランソウキョウの街並みにうっとり。2回ほど目頭を熱くした。クライマックスは「ジャイアント・ロボ」かぁ。
 ほんと、よく出来たアニメだと思うが納得できないところもある。ネタばらしになるので詳しくは書けないが、火事の後の遺体回収はどうなっているのか? そこでひとつ謎が生じるはずだもの。
 でも、まあ、こんな満腹感に浸れるとは思っていなかった。

 僕の席ひとつ置いた左隣が親子だった。お母さんを真ん中にしてこちらが小学校低学年の男の子、向こうが小さな女の子。女の子は途中からお母さんに抱っこしてもらって鑑賞。この女の子がエンディングロールの主題歌に合わせて、手を叩きだした。その叩き方がまるでカスタネットのようで、きちんとリズムをとっている。幼稚園で習ったんだネェ、えらいネェ。かわゆいなぁ。

 帰ってきてネットで調べて知ったことなのだが、このアニメ、原題を「Big Hero 6」といってマーベルコミックが原作なんだとか。映画のチームは日本人の少年のほか、ざまざまな人種がいるが(サイボーグ009ですな)、コミックの方はすべて日本人で日本が舞台。そういうことか。

 僕が観たのは日本語吹替版。ディズニー映画の吹替版は小さな子どもたちが鑑賞することを考慮してか、劇中にでてくる文字も日本語に直していることがある。今回はメインタイトルも日本向けの「BAYMAX」だった。字幕版ではどうなっているのだろうか。

 「アナと雪の女王」の吹替版では、エンディングロールの主題歌も日本語だった(まだ映画観ていないけど)。でも、「ベイマックス」は英語のまま。この違いは何に基づくのか。
 主人公ヒロのおばさんの声が菅野美穂。どうしても本人の顔が浮かんでしまって困った。兄役・小泉孝太郎の方は意識しなかったのに。




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新井啓介
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まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町のブックカフェ二十世紀で働いています。さまざまなイベントを企画、開催していますので、興味あれば一度覗いてみてください。

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