今朝のTBS「はやチャン」「あさチャン」のエンタメニュース。キネマ旬報のベストテン表彰式を取り上げた際、女子アナが原稿のキネマ旬報をキネマシュンポウと読み上げた。どちらも訂正なし。おいおい、女子アナもディレクター(プロデューサー)も映画雑誌キネマ旬報を知らないのか? 「はやチャン」は若手ばかりだから仕方ないにしろ、「あさチャン」は齋藤教授がいるわけだからさ!

 テレビ朝日7日のスペシャルドラマ「復讐法廷」と8日の「臨場 劇場版」ってセットになっていたのだろうか。「復讐法廷」の口直しが映画「臨場」だったりして。

          * * *

 昨年、SKIPシティで倉本聰が脚本を担当した時代劇ドラマ「赤ひげ」の復刻ビデオ上映会が開催された。そのチラシ(フライヤー)を入手したときは、たまたまNHKの倉庫に眠っていたマスターテープが発見されたのだろうというくらいの認識だった。今なら、NHK発掘プロジェクトの活動の一環だったのではとわかる。
 8日に参加したイベント「未来からの挑戦」復元上映会&少年ドラマシリーズ同窓会で受付時にもらったフライヤーの中に復刻プロジェクトに関するものがあったのだ。NHKが推進しているとのこと。

 1970年代の前半まで、TV局では収録に使用するビデオテープ(2吋)が高額だったため、番組の放送が終了すると新たな番組のためテープを使い回ししていた。だから70年代半ば以前のTV番組のほとんどは観ることができない。台本とスチール写真で想像するしかないのだ。

 いや、いや、昔のTV番組(作品)もけっこう残っているよ、シリーズそのものがDVDボックスで売りだされているではないか。そう反論される方もいるかもしれない。

 昔のTV番組はビデオ収録によるものと16ミリフィルムで撮影したものとに区分されていた。ドラマには局が制作するスタジオドラマと外部のプロダクションに発注するテレビ映画と呼ばれる作品があった。フィルムは一度撮影してしまえば作品(ネガとポジ)が残る。保存さえしっかりしていればいつでも視聴が可能なのである。
 
 たまにとんでもなく古いビデオ作品が見られることもあるが、そういう場合は、局が記念として保存しているということが多い。
 TVドラマの「男はつらいよ」はフジテレビが第1話と最終話のみ保存していたので、今でも観ることができる。大河ドラマも70年代までのものは総集編のみ保存されている場合が多い。だから今でもショーケン演じる人斬り以蔵(「勝海舟」)が拝めるというわけだ。

 もう一つは、番組の出演者が個人でビデオ録画している場合。ビデオ録画機が一般家庭に普及するのは80年代になってからだが、70年代後半には出回っていた。うちは電気屋だったので、75、76年ごろにお店にバカでかいベータマックスの録画機があったような気がする。ベータマックスが出る前からも録画機はあった。詳しくはわからないが、3/4吋、1吋といったテープだったと思う。あるいは本放送に使用する2吋テープによる本格的な機器だった。

 録画したものをフィルムにして(キネコという)保存していた。
 日本テレビの「シャボン玉ホリデー」の初期のモノクロ版が見られるのは、クレージー・キャッツのリーダー、ハナ肇が個人でキネコを残しておいてくれたおかげなのである。

 昔のTV局には番組をすべて保存しておくなんて考えはなかった。
 とくにスタジオドラマは劇団の芝居みたいなもので、TV黎明期の生放送時の慣習からか、放送したらおしまいという考えだった。

 1990年代前半に少年ドラマシリーズが話題になったことがある。第一弾「タイム・トラベラー」のマスターテープがない、NHKではテープの所在を探している、というようなことが記事になった。2000年代になってから個人が録画して所有しているビデオテープがNHKに寄贈されて「タイム・トラベラー」は最終回の映像と第1回~5回の音声がDVD化された。すぐに購入した。ただ購入したことで満足してしまい再生したことはない。

 「ユタとふしぎな仲間たち」や「つぶやき岩の秘密」はフィルム作品なので、DVD化は容易だったのではないか。
 アーカイブスが始まって「タイム・トラベラー」「なぞの転校生」「ユタと不思議な仲間たち」が取り上げられた。すべて観ている。

 少年ドラマシリーズ第1弾「タイム・トラベラー」は1972年の元旦から始まった。しばらくは土曜日の18時05分~35分の30分番組だったが、途中で月・火・水の18時台25分番組となり、やがて月~木の20分になった。平日の帯番組になったことで、特に高校生になってからは観ることができなくなってしまった。
 というわけで、77年の作品「未来からの挑戦」はまじめに観た覚えがない。


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「番組発掘プロジェクト」フライヤー
受付時に配付されたフライヤーの1つ

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その裏面

 
 この項続く




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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