シリーズ後期に放送されていたため「未来からの挑戦」をきちんと観た覚えがない。では、僕はいつまで少年ドラマシリーズを追いかけていたのか。

 前述したように「タイム・トラベラー」から始まる土曜日の30分番組だったときは毎回TVの前にいた。毎週の楽しみだった。
 「タイム・トラベラー」がとても評判を呼んで再放送されたのが夏だったような気がする。ラジカセをTVの前に置いて最終回のオープニングとラストの和子とケンの別れからエンディングまでを録音した。再放送が終わると「続タイム・トラベラー」の放送が告知されて歓喜したことを覚えている。

 ウィキペディアによれば、「続タイム・トラベラー」の放送は11月。だとすると、再放送は夏休みが終わるころか終わってからか。
 また、シリーズの放送が平日の帯になるのは1973年からとある。SFシリーズの第2弾(「続タイム・トラベラー」があるから、正確には第3弾か)「暁はただ銀色」は月~水放送になっていたわけか。
 毎週1回の楽しみが3回に増えて喜んだかというとその逆だ。「毎日なんて面倒くさい」と思った。「新八犬伝」とセットで観ていたような気がする。

 とにかく中学時代は毎週、あるいは毎日きちんと観ていた。
 鈴木清順監督作品で有名な「けんかえれじい」は少年ドラマシリーズで内容を知った。
 「ぼくがぼくであること」は印象的なドラマだった。ヒロインの女の子がとてもかわいかった。
 「つぶやき岩の秘密」はシリーズの中では珍しくフィルム作品で幻想的な主題歌(石川セリ)が忘れがたい。スタッフは「八月の濡れた砂」のラストシーンからこの起用を思いついたのだろうか。
 「ユタとふしぎな仲間たち」もフィルム作品だ。後に1本に再編集され「芸術祭」に出品され受賞している。そのほか、「しろばんば」、「夕ばえ作戦」、「まぼろしのペンフレンド」、「二十四の瞳」、けっこう夢中で観ていた。
 「マリコ」は「タイム・トラベラー」の主演のふたり、島田淳子(浅野真弓)と木下清が「続タイム・トラベラー」に続いて共演したことで期待に胸膨らませたことを覚えている。ストーリーはすっかり忘れているのに。

 ドラマが終了すると原作の小説をあたるという習慣があった。もちろんすべてではない。「ぼくがぼくであること」は大学時代に文庫本を見つけたのだし、「ユタとふしぎな仲間たち」は子どもが幼かったころに読んでやったことがあるので、そのころ手に入れたのだろう。
 「タイム・トラベラー」の原作「時をかける少女」は鶴書房の本を求めて、地元や隣町の書店を探し回ったことがある。手に入れるのにかなりの時間を要した。「続・時をかける少女」は書店で見つけるやいなや即刻買い求めた。「つぶやき岩の秘密」は学校の図書館で借りたんだっけ。
 「しろばんば」はドラマに関係なく愛読書だった。続編の「夏草冬濤」「北の海」も読んでいる。

 シリーズ6作目の「怪人オヨヨ」が面白ければ、この時点で小林信彦に巡り合っていて、当然、オヨヨシリーズのほか、晶文社のバラエティブックシリーズにも手を伸ばしているはず。ドラマがつまらなかったので原作をあたる気にならなかったのが残念でならない。

 1975年の4月から高校生になるのだが、「赤外音楽」、「野菊の墓」、「なぞの転校生」等々しっかり観ている。クラブ活動の後帰宅しても18時の放送に間に合ったのだろうか。そこらへんの記憶はまったく曖昧だ。
 「明日への追跡」は76年だから高校2年のときに放送されている。これも観ていたような気がする。とぎれとぎれだったかな。原作は光瀬龍の同名のSFジュヴナイルだが、この小説は雑誌連載時に読んでいる。「中二時代」「中三時代」(時代ではなくコースだったかも)に連載されたのだ。ページを切り抜いて保存もしていた。
 77年、高校3年になると観なくなっていったのか。「未来からの挑戦」はその頃の放送だ。ただ、「幕末未来人」は観ていた覚えがある。

 正月に1回だけの放送された 「11人いる!」はひどい出来だった。

 どうやら、高校3年までは見ていたようだ。
 78年以降は、予備校、大学と東京暮らしになるのでTVをみる習慣がなくなり、少年ドラマシリーズとの縁も切れてしまった、らしい。
 ただし、「七瀬ふたたび」は観ている。放送が8月。ということは、夏休みで郷里に帰っていたからだろう。
 
 シリーズは83年10月「だから青春泣き虫甲子園」の放送を持って終了する。
 自分と照らし合わせてみると、小学6年の冬に始まり、中学、高校、大学時代と続き、就職浪人している秋に終わったのだ。
 70年代=少年ドラマシリーズといってもいい。


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今回のイベント告知のフライヤー
受付時に配付された



 この項続く




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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