「未来からの挑戦」は眉村卓の「ねらわれた学園」と「地獄の才能」を原作としている。少年ドラマシリーズのSFものは「タイム・トラベラー」の原作、「時をかける少女」が角川文庫に入ったのを皮切りに、次々と文庫化されていった。
 「時をかける少女」が原田知世主演で映画化され大ブームを呼んだが、その流れで「ねらわれた学園」は薬師丸ひろ子主演で映画化された。確か原田知世主演でTVドラマ化もされたはずである。

 「時をかける少女」「なぞの転校生」「ねらわれた学園」は、80年代以降、映画にドラマとリメイクされている。3大SFジュヴナイルといっていい。光瀬龍の作品が漏れているのが、ファンとしては残念だ。

 3大SFジュヴナイルの中で、、「時をかける少女」「なぞの転校生」は、少年ドラマシリーズに思い入れが強いものの、「未来からの挑戦」は、映画「ねらわれた学園」の方が印象に残っている。あくまでも個人的な感想であるが。

 もし、今回のイベントが単なる「未来からの挑戦」復元上映会だったなら、たぶん足を運ばなかったかもしれない。マルエツの掲示板でフライヤーを目にして、心躍らせたのは少年ドラマシリーズ同窓会だった。
 出演者をSFドラマでまとめたのがいい。

 「未来からの挑戦」から主演の佐藤宏之と手塚学。「なぞの転校生」からは高野浩幸、星野利晴、伊豆田依子のトリオ、「明日への追跡」からは、沢村正一、斉藤とも子コンビ、「その町を消せ!」からは斉藤浩子。
 すでに役者稼業から引退した方もいらっしゃるのではないかと推察するが、そんな方も出演されるのだから、まさに同窓会である。
 「タイム・トラベラー」の島田淳子(浅野真弓)と木下清、それから少年ドラマシリーズの顔といってもいい熊谷俊哉も顔を見せればいいのにと思った。

 13時から始まって終了が17時。ひとつ心配だったのはこの終了時間だった。この日、マンションの毎月定例の理事会があって、始まるのが17時なのである。理事長である僕は欠席するわけにはいかない。途中でに抜ければいいや、と安易に考え、だからこそ、友人も誘わず一人で参加したのだったが……。

 当日雨が降っていた。
 13時15分前にSKIPシティに着いた。これまでNHKアーカイブスばかり利用していたので、映像ホールには行ったことがない。建物に入って階段を上がったところにエレベーターがあって4階へ昇る。エレベーターを降りて一旦建物の外へ出て右側の奥に映像ホールの入口が見えた。
 受付を済ませ会場に入ろうとしたら何と列ができていた。

 イベントは13時30分が始まりで13時開場だった。
 勘違いしていたことがある。僕自身開催を知ったのが近所のマルエツの掲示版に貼ってあったフライヤーということもあり、あくまでも地域限定のイベントだと思っていたのだ。
 限定された地域に少年ドラマシリーズファンがそれほどいると思えず、集客は大丈夫なのだろうか、余計な心配をしていた。そのうえこの雨である、ガラガラのホールを想像していたら列がでできているので驚いたのだ。
 インターネットを調べれば大体的に告知していることがわかったのに。実際全国からファンがやってきていたのだ。始まってからわかることだが。


 この項続く




関連記事
スポンサーサイト
NEXT Entry
「未来からの挑戦」復元上映会&少年ドラマシリーズ同窓会 その4
NEW Topics
告知ページ
 「グリーンマイル」 ~映画を観て原作をあたる
 「雨あがる」「ボイスレター」 「スペーストラベラーズ」「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」 「DEAD OR ALIVE 犯罪者」 ~ある日の夕景工房から
「シュリ」「海の上のピアニスト」「新選組」「ストーリー・オブ・ラブ」 ~ある日の夕景工房から
「天国と地獄」「どん底」 ~ある日の夕景工房から
「赤ひげ」「御法度」 ~ある日の夕景工房から
「ワイルド・ワイルド・ウエスト」「リトル・ヴォイス」「黒い家」 ~ある日の夕景工房から
1分間スピーチ #19 マスコミの悪意について
「双生児 ~GEMINI~」「秘密」「皆月」 ~ある日の夕景工房から
NHK「ファミリーヒストリー」は8月18日(金)に放送されます!
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード

Page Top