横山秀夫「64」が映画化されると知った。ミステリーだけは最初に活字で触れたいので早く読まなければ。映画は前後編の2部作。最近この作りが流行っている。映画の公開は2016年だが、4月にはNHKでドラマ化される。早く読まなければ!

 「その女アレックス」にも興味津々。年末書店の平台に並べられた大量の文庫本を見て、90年代にブームを呼んだ「検視官」シリーズを思い出した。

          * * *

2015/01/04

 「未確認噂話 首都神話」(島田秀平/講談社)

 会社帰りに地元の図書館に寄るときは近くのさくら水産で酒片手に読書することが多い。
 今回、図書館へは借りていた本を返しに寄ったのだが、鞄には次に読む本を入れてなかった。ということはさくら水産で読む本がない。だったら帰ればいいのだが、そこはほら、少し飲みたい気持ちもあって。ならば読む本は図書館で借りればいい。次に読む本は自宅にあるからすぐに読了できることを条件に借りたのが本書なのだ。
 確かにあっというまに読めた。


2015/01/11

 「小暮写眞館」(宮部みゆき/講談社)

 本書をミステリーとかサスペンスものとして読むと肩透かしを食らうかもしれない。あくまでも登場人物のキャラクター、その人間模様を楽しむものだろう。作者の理想として創造された人物たちのやりとりが楽しめないと「こんな奴いねぇよ」という反発で終わってしまう。主人公の高校生もその弟の小学生も、作者の確信犯的なキャラクター造形の賜物だと思っている。ぼんくらシリーズの甥っ子や「ソロモンの偽証」のヒロインとその仲間たちにも感じたことだ。
 紙ふうせんファンとしては、写眞館に出没する幽霊(元館主)の名前、「泰治郎」に反応してしまった。


2015/01/14

 「新編戦後翻訳風雲録」(宮田昇/みすず書房)

 ずいぶん前から読みたかった本なのだが、読み始めて思った。「これ以前読んだことがある」
 再読しようとしたのではない。あくまでも初ものとして読んだのである。ほんと、自分の記憶力はどうなっているのか! 
昨年読んだ「旧怪談」も数年前に読んでいたことがレビューを書いてずいぶんしてからわかったのだから始末に負えない。


 「別冊映画秘宝 新世紀特撮映画読本」(別冊映画秘宝編集部)

 ハリウッド映画「GODZILLA ゴジラ」を肴に、21世紀のこれまでの及びこれからの特撮(怪獣)映画について論じた本。
「GODZILLA ゴジラ」は東宝チャンピオンまつりのゴジラシリーズ、「ゴジラ対ヘドラ」をハリウッドの潤沢予算でリメイクしたものと捉えればしっくりくる。初代ゴジラと比べるから何だかんだと言いたくなるのだ。核弾頭や放射能の描き方はハリウッド映画の悪しき伝統ということで。


2015/01/18

 「おかしな時代」(津野海太郎/本の雑誌社)

 本書もかつて読んだことあるのかな、とドキドキしながら読みはじめたのだがどうやら初めてらしい。小林信彦の項は書店で立ち読みしているが。
 晶文社の成り立ち、業界における立ち位置がよくわかる。本(雑誌)の編集と芝居の興行の両立させる著者の行動は何とも不思議。


2015/01/19

 『「ガロ」という時代』(小野耕生・清水正ほか/青林堂)

 小野耕生も映画「キャロル」を制作してNHKを退職した一人なのか。初めて知った。
 序文〈長井勝一氏の思い出〉には惹きつけられたのに、続く〈わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち〉でうんざりしてしまった。できれば避けたい、体質的に合わないというか、読みたくない評論の類のものだった。
 ガロを愛読したことはなかったが、高校時代はつげ義春や真崎守に興味を持ち何冊か購入したりした。真崎守はCOM出身の漫画家だった。


 この項続く




関連記事
スポンサーサイト
NEXT Entry
2015年1月の読書 ~備忘録として #2
NEW Topics
「千里眼」「忠臣蔵コレクション4 列伝篇 上下」「のり平のパーッといきましょう」 ~ある日の夕景工房から
58
「朝霧」「墓地を見おろす家」「催眠」「蟲」「ファミリー」 ~ある日の夕景工房から
「論戦」『黒澤明 「一生一作」全三十作品』「鯛は頭から腐る」「読むJ-POP 1945-1999 私的全史」 ~ある日の夕景工房から
「死国」「黒い家」「天使の囀り」「バースディ」 ~ある日の夕景工房から
「世紀末、どくぜつテレビ」「江戸はネットワーク」「清張ミステリと昭和三十年代」 ~ある日の夕景工房から
「ジャーナリストの作法」「たかがテレビ されどテレビ」「藝人という生き方、そして死に方」 ~ある日の夕景工房から
「恋」「秘密」「ラザマタズの悲劇」 ~ある日の夕景工房から
「兄弟」「芸人失格」 ~ある日の夕景工房から
「少年H 上下」「ジュラシック・パーク」「塗仏の宴 宴の支度」「塗仏の宴 宴の始末」 ~ある日の夕景工房から
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード

Page Top