昨日は京都へ出張。
 帰ってきて、「さばの湯 雑把亭/談四楼独演会」へ。「天狗裁き」と「明烏」。もう何度も聴いている「天狗裁き」が、米朝さんが復刻させた噺と初めて知った。「明烏」に大笑い。

          * * *

2015/03/07

 「紙ふうせん 40周年記念リサイタル ~なつかしい未来~」(よみうり大手町ホール)

 承前

 15分の休憩の後、第2部開始。

 【第2部】

 第2部から金関環さん(ラ・ストラーダ代表)率いるストリングスとドラムの田中ヒロシさんが加わった。
 関西のリサイタルでは、すべてラ・ストラーダのメンバーだったが、今回は、金関さん以外を東京在住のミュージシャンで固めている。

 金関 環 (第1ヴァイオリン)
 谷口いずみ(第2ヴァイオリン)
 小谷 泉 (ヴィオラ)
 望月直哉 (チェロ)
 森 和子 (チェロ)

   明日に架ける橋/ビートでジャンプ
   夜店のうた/まつり/虹

 白のタキシード(?)の後藤さんが登場し、ソロで「明日を架ける橋」を歌う。赤い鳥時代のレパートリーで、2枚めのアルバム「RED BIRDS」に収録されている。
 続いて、ドレスアップした平山さんと一緒に「ビートでジャンプ(Up, Up And Away)」。フィフス・ディメンション初期のヒット曲で、これまた赤い鳥のレパートリー。
 フィフス・ディメンションはアメリカで活躍する女性2人、男性3人のコーラスグループ。赤い鳥も同じメンバー構成だったため、日本のフィフス・ディメンションと呼ばれた時期があった。

 「夜店のうた」は平山さんの作詞作曲の、情緒あふれるしっとりとした、とても大好きな歌だ。アルバム「またふたりになったね」に収録されている。赤い鳥時代は、どちらかというとプロテストソングばりの激しい歌を書いていた平山さんには珍しい曲だな、と当時思った。

  たくさんある 思い出の中で
  日暮れどき 町のあかりが
  灯る頃は いつも思いだす
  まつりの夜 ならんだ夜店

  赤 赤 黄色 青 青 紫
  背伸びして のぞいた夜店
  見知らぬ人 よその町の人が
  ガラス玉 飾っていたよ

 「まつり」は赤い鳥のアルバム「美しい星」に収録されている後藤さんのオリジナル。「またふたりになったね」では、アレンジを変えて、後藤さん自身が歌っているのだが、このバージョンが、僕の「紙風船」に続くエバーグリーンとなった。

 赤い鳥、紙ふうせんデビュー当時を振り返る曲の締めくくりは、後藤さんが今一番思い入れを持っている「虹」。海外の俳句にインスパイヤされて作られた曲だ。ステージでは必ず披露されている。

 後藤さんからバックサポートのミュージシャン紹介のあと、40周年お祝いメッセージ3人めは白鳥恵美子さん。

   翼をください/Route43/船が帰ってくる/冬が来る前に

 「虹」からの流れは、いつものライブの豪華バージョンだ。

 ラストの「冬が来る前に」を歌う前に、「冬が来る前に」のアレンジャー、梅垣達志氏が紹介された。梅垣さん、最後列の一番端に座っていました。立ち上がってお辞儀。梅垣さんは赤い屋根の家コンサートの仲間だった。

 紙ふうせんが東芝EMIからCBSソニーに移籍する際、まずライブアルバムをリリースするつもりだったと聞いたことがある。シングル「冬が来る前に」のプロモーションで出演したラジオ番組だったと思う。
 ライブアルバム用の音源(コンサート)でも「冬が来る前に」が披露されているが、後に大ヒットするものとは曲のイメージが全然違った。だいたい歌詞も一部違っている。旧「冬が来る前に」はもっとメルヘンチックなのだ。

 東芝EMI時代、紙ふうせんは、赤い鳥がよく出演していた、フジテレビ「ミュージック・フェア」に2回登場している。2回めのときに「冬が来る前に」を歌った。とても印象的だったのだが、レコードになるきざしがなく、僕にとっては幻の曲になってしまった。このころ、紙ふうせんのコンサートに足を運んでいたなら、フォルクローレ風にアレンジされた「冬が来る前に」を聴くことができたのだろう。
 もう何年も前になるが、「紙ふうせん昔の音源を聴く会」なるイベント(なんて大げさなものではないが)を開催したことがあって、その音源を事務所に借りたときのこと。
 一緒に音源を聴いていた後藤さんが言った。
「『冬が来る前に』はあのアレンジだからヒットしたんだよなぁ」
 確かにそのとおりだと思った。

  アンコール
   紙風船/人生の花束

 「冬が来る前に」の後、全員、とりあえず舞台そでにはけ、拍手に迎えられて再登場。「紙風船」を観客と一緒にシングアウト。
 全員が横一列になって、手をつないで最後のご挨拶。
 最後の最後は平山さんの新曲、「人生の花束」。ストリングのアレンジが気持ち良い。

 とても感動的なステージだった。
 来年の「なつかしい未来 完結編」、関西と同じ内容でいいから東京でも開催してもらえないか。


 追記

 後藤さんがMCで宿泊しているホテルに触れた。いつもは新橋のDホテルに泊まるのだが、今回は大人数なので、経費を考え、朝食がおいしいというお茶の水のJにしたと。「一緒に朝食食べませんか?」
 ピンときた。(帯広から来た)Tさん、知っていたな。
 
 リサイタル後、友人のA、シネりんメンバー、FCの有志、総勢10名で飲んだとき、誰かが言った。
「コンサートのMCで宿泊場所を言って、ファンが大勢押しかけたらどうするんだろう」
 まあ、ジャニーズやAKB、ももクロ等のアイドルのコンサートだったらとんでもないことになるんだろうな。
 飲み会に参加したTさんにホテルの件を訊いたら、全然知らなかったという。




FChana




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No title
keiさんと別れてホテルに着いた時、打ち上げを終わった時のようで、ジローさん方と遭遇しました。その日「来ましたよ」とはじめての会話をし、数人で飲みに行くというので誘っていただきました。元マネのTさんとは実に32年ぶりにお会いしお話も出来ました~。FCの交流会がなかったのは残念ですが、考えれば次の日の事もありそれぞれでしか無理の状況でしたね。2日間の終わった後の飲み会ですがkeiさんと同行させて頂きありがとうございました。とても楽しい時間になりました。なつかしい未来10回目がどの様になるのかが楽しみです!
ジンギスカン さん
打ち上げJホテルだったんですか。良かったですね、二次会に出かけるときにお会いできて(笑)

今回は特にFCから交流会開催の連絡がなかったです。関西のときはすぐに連絡があるんですが。ですから、三派連合での開催になった次第です。でも大盛り上がりで楽しかったですねぇ。翌日の飲み会も!

追伸
先週の土曜日、ある件でTさんに会いました。リサイタルにはもう一人、北海道から来ていたみたいですね。
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プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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