28日(土)、MOVIXさいたまにて「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」鑑賞。動くベネディクト・カンバーバッチを初めて観る(と思う)。こんな複雑なストーリーだったとは。

 29日(日)は山本俊彦さんの一周忌だった。昨日(30日)と勘違いしていた。
 昨年の3月29日、武庫之荘の桜は3分~5分咲きだった。今年(関東では)はもう満開。今年の春は昨年より早いことを実感している次第。

          * * *

2015/03/24

 承前

 14時開演で30分前に開場となった。
 中に入ると、パイプ椅子がずらっと並んでいた。その数約100個。一番後ろが関係者席になっていて、貼紙には「アオイスタジオ」と書かれていた。
「録音スタジオがなぜに?」
 後でわかるのだが、西島さんの所属事務所だった。アーティストのマネジメントもやっているのか。

 開場待ちのとき早くから並んでいたので、座ったのは二列めの真ん中あたり。特等席ではないか。
 お客さんは60歳代が多いかもしれない。夫婦姿も目についた。

 入場時にA4サイズの用紙をもらう。見ると「BS朝日公開録画についてのお願い」とあった。番組の趣旨が書かれていた。
     ▽
 かつてフォークソングと共に青春を過ごし来られたフォーク世代の方々に、なつかしい歌によって青春時代を振り返り、これからも元気に生きて行こうというエールを送ることを目的に収録されます。
     △
 裏には番組のテーマソング「生きるチカラ」の歌詞が掲載されている。作詞清水国明、作曲小室等。


  よくがんばりましたね あなた
  働いて 働いて 働いて
  子どものため 妻のため 明日のため
  遊ぶより働いて 休むより働いて
  ようやく近頃 楽な暮らし
  本当にあなたは よくがんばりました


 最初に番組のプロデューサー・ディレクターが登場して挨拶と収録にあたっての諸注意があって、小室さんと清水さんを呼んだ。
 司会のふたりが出てきて番組スタート! (「生きるチカラ」歌唱)

 なのだが、ふたりとも台本を読んでいない。いや、清水さんはともかく、小室さんは目にしたかもしれないが流れを把握していなかった。だから、スタートのお約束〈タイトルコール〉をしないまま、番組が始まってしまった。あとで気づいたふたりはああじゃないこうじゃないと言い訳してから「ま、何とかなるでしょう」。

 番組は、いわゆるジャンボリー方式というもの。ゲストの歌手が順番に登場して各々3曲ずつ披露する。まずセンターで1曲歌ってから、ステージ下手のトークコーナーで小室さん、清水さんとおしゃべりして(歌手が歌っているとき、小室さんと清水さんはここに座って聴いている)、センターに戻って少しおしゃべりして、2曲歌っておしまい、という段取りになっている。

 ジャンボリー方式といっても、番組が用意したバックバンドが演奏を担当する。
 ステージ上手から、竹田裕美子(キーボード)、岩井眞一(ギター)、竹田弘樹(ベース)、河野俊二(ドラム)の4名。

 ギターの方とは、会場に到着したときにすれ違っているのだが、そのときちょっと驚いた。高校時代、ラグビー部の1年後輩にそっくりだったのだ。
「なぜお前がここにいるんだ?」
 思わず声かけようとしたほど。髪が真っ白なところも似ている。ちなみに後輩は群馬で遺跡を発掘している。

 
●山本コウタロー

  走れコウタロー/ウィスキー/岬めぐり

 トップバッターで登場したコウタローさん。ギター(バンジョー)の方を一人連れている。
 昔と変わらない姿(痩せていて髪も黒い)。なのだが、なぜかヨレヨレの印象。
「歌えるのだろうか?」 
 失礼な話だけれど、ほんと、、そう思った。
 髪は染めているのだそうだ。以前は白髪だったが、ある日、ムツゴロウ(畑正憲)氏に間違われて大ショック、すぐに髪を染めたという。もう間違われることはない。
 今は白鴎大学の客員教授だとか。
 
 ソルティシュガーのヒット曲、大好きだった。早口の実況中継がたまらなかった。「走れ、走れ、コウタロー」は皆で大合唱。歌いだしたら、あら不思議、さっきまでの老いがどこかに消えてしまった。
 清水さんと小室さんもそう言っていたから単なる個人的印象ではないと思う。
 「岬めぐり」はいい曲だ。今回、初めて知ったのだが、作詞は山上路夫氏なのだ。この詞は好きだ。

 ひとつ気になることがあった。
 コウタローさん、歌いだす前にポケットから片手に収まるほどの四角い機器を取り出して確認するのである。万歩計ほどの大きさで、たぶん液晶で何か表示されている。Kさん曰く「曲のコード進行か歌詞が表示されているんじゃないの?」


●紙ふうせん

  翼をください/冬が来る前に/竹田の子守唄

 このライブ、登場はデビュー順になっているのか。
 ソルティシュガーが「走れコウタロー」で登場したのが1970年(デビューは1969年)、赤い鳥のデビューは1970年。
 ガロもデビューが70年だが、「学生街の喫茶店」のヒットが73年、「池上線」のヒットは76年。「『いちご白書』をもう一度」が……あれ、75年だ。まあ、いいや。

 後藤さん、平山さんのほかに、すぎたさん。
 1曲めが「翼をください」なので驚いた。最初から飛ばしている。
 「冬が来る前に」を歌い終わると、平山さんが一番前のお客さんに声をかける。「ジローさんのギターに合わせて、一緒にストロークしてたでしょ?」
 後藤さん、「だったらもう少し真面目に弾いたのに」

 「竹田の子守唄」はアンケートにも書いたが、このライブで一番胸に染みた。
 
 平山さんの(声の)迫力に清水さんが反応した。トークで話題にする。出演者全員とバーベキューを楽しんだそうだ。そのときの平山さんの様子を「まるで上沼恵美子みたいや」だって。アハハ。清水さん、それを言うなら上品な上沼恵美子さんです。
 小室さんが紙ふうせんの活動に対して言った「リスペクトしている」という言葉を噛みしめた。胸が熱くなった。大げさではなく。


 この項続く




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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