すいません、前項の続きではありません。

          * * *

 3月28日(土)、「マッサン」が終わった。
 別に毎日テレビ小説を観ていたわけではない。毎週月曜日、朝日新聞ではTV小説のその週のあらすじを紹介してくれるので、必ずチェックして、土曜日のみドラマを視聴する習慣が身についた。
 また、NHKの某番組では一週間のダイジェストを見せてくれるコーナーがあって、よく利用させてもらっていた。

 だったら、毎日録画して楽しめば良いのに、と誰もが思うだろう。なぜか、それはしたくなかった。10年ほど前、クドカンの昼ドラ「吾輩は主婦である」が放送されていたときは、毎朝、ビデオの予約録画をセットするのが日課だったのだが。理由は自分でもわからない。
 前半を再編集した特番はしっかり録画して観ているので、後半もそのうちやるだろうと期待している。

 さて、最終回は15分、涙、涙だった。マッサンの老けメイクはイマイチだなあと思いながら。Sさんによると前日(ラス前)が感動的だったとか。
 そういえば年末は「ごちそうさん」と「花子とアン」の総集編一挙放送があって、どちらもしっかり頭からおしまいまでつきあった。どちらもクライマックスで大泣きだった。
 ほんと、最近、極端に涙腺が緩くなった。

 「マッサン」が始まるとき、外国(欧米)人が主演するのはテレビ小説史上初だと知って「やられた!」と思った。
 実をいうと、ある本を読んでテレビ小説の原作にぴったりだったから、ドラマ化してほしい旨NHKに手紙を書こうと考えていたのである。もしドラマ化されたら外人がメインキャストとなるのである。

 ある本とはミッキー・カーチスの自叙伝「おれと戦争と音楽と」(亜紀書房)。
 本を読んだのはずいぶん前だが、ミッキーさんのご両親の話がむちゃくちゃ面白くて、このふたりをメインに、波乱にとんだカーチス家の昭和史を描くドラマを夢想したのだ。ミッキーさんを語り部にして、現代の視点から描いたらどうだろう。それにはNHKの朝のテレビ小説が最適ではないか、と。

 テレビ小説の定番、年代記ものに音楽(ロカビリー)を取り入れたところがミソである。クライマックスでは日劇ウェスタンカーニバルの熱狂を全面に押し出したいのだが、もし時代を1970年代まで引き延ばすなら、キャロルやガロを登場させることができる。ミッキーさんがプロデューサーとして手掛けたのがキャロルやガロなのだ。
 ドラマの中に音楽が入るととても楽しくなるのは、「あまちゃん」で証明済み。

 NHKドラマ部(東京)のプロデューサーの方々、どうですか、この企画?




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新井啓介
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まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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