先週は5月14日(木)の話。

 浅草で橋本正樹さん主催の「スーパー兄弟 龍美麗・三代目南條隆を見る会☆囲む会」があった。

 いただいた案内ハガキにこう書かれていた。
     ▽
全国130ある劇団の中で、現在もっとも注目され、近い将来には劇界の屋台骨になるであろう「スーパー兄弟」が5月、東京・浅草木馬館で初興行いたします。
     △
 「晴れ姿!旅役者街道」(現代書館)を読了した直後でもあったので、すぐに参加に○をして返信した。Kさんを誘った。

 前著「あっぱれ!旅役者列伝」(現代書館)読了後、偶然なのか、必然なのか、シネりんメンバーのKさんから大衆演劇に誘われた。Kさん、映画は好きだが、大衆演劇も大好きで、浅草・木馬館は常連だという。僕も本を読んだことで興味がでてきたところなので、年が明けて足を運んだのである。2012年の年始、2日だか3日のことだった。

 百聞は一見にしかず。新しい世界を垣間見た気がした。新宿コマの公演(演歌歌手が主役となって前半は芝居で泣かせ、後半は歌謡ショーでたっぷり聴かせる)と歌舞伎がいっしょくたになったものをもっとこじんまりと庶民的にした感じ、か。
 3部に分かれていて、一部が芝居、二部・三部が舞踊ショーだった。かつて、梅沢富美男の女形姿が一世を風靡したが、あのビジュアルが目の前で繰り広げられるのだからたまらない。妖しい雰囲気に魅了された。

 元気だったら、その後も何度か木馬館に通ったかもしれない。
 しかし、3月以降にいろいろあって、土日は引き籠り、友人・知人のイベント案内には無視を決め込んだ。橋本さんから新著の案内をいただいてもすぐには購入しなかった。
 昨年の6月、紙ふうせんFC+東京事務所スタッフ合同の交流会があったとき、平山さんが橋本さんの出版記念パーティーを話題にした。少々バツが悪かった。

 秋になってやっと心の靄が晴れた。年があけて「晴れ姿!旅役者街道」を手に入れ、年賀状代わりの寒中見舞いで過去2年音信不通の不義理を詫びた。そして、やっと元気になって、本も買ったこと、読んだら感想を伝えますと記した。

 案内ハガキには、橋本さんの独特な文字で「もし体調がよければ浅草へ」と書かれていた。
 行くしかない。17時開演というのがネックだったが、午後半休をとった。

 橋本さんとの出会いはこちらに書いている。

superkyoudai
スーパー兄弟

 この項続く




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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