7日(日)の午後、図書館へ行った。
 いつも川口図書館と言っているが、正式名称は川口中央図書館。もともとは川口市役所の道路を挟んだ斜め前にあった。隣は川口市民会館。川口駅前が改装されて、キュポ・ラという施設が建設された。駅とはデッキでつながっている。
 この建物の5階に中央図書館がある。目の前が公園で、公園と建物の間が駐輪場になっている。
 この駐輪場がいつも満杯なのである。いや、平日の状況はわからない。しかし、土日に図書館へ行くといつも満杯ということが多いのである。で、そういうときは空ができるまで入口で待たされる。
 駐輪場には警備員が一人常駐しており、自転車の整理整頓、出入りの調整、管理をしている。自転車が1台出ると入口で待機している自転車を呼び込むわけだ。

 日曜日はけっこう長い列ができていた。10台ほどの自転車が駐輪場の空を待っていて、その最後尾に並んだ。自転車に乗った状態で読書して時間をつぶす。
 15分ほど経っただろうか、列の一番前になった。後ろを見ると小学生5、6年(だと思う)の男の子たちが4、5人並んでいる。警備員に声をかけられてもいいように、本をリュックにしまった。
 そのとき横を2台の自転車が駆け抜けていった。中学生だろう男子2人が、あっというまに駐輪場に入っていったのだ。
 後ろの小学生たちの声が聞こえてきた。
「ずるいなあ」
「オレ、前(を走っていた)人、知っている」
 中学生2人は、入口から一番離れたところで自転車を降りて、駐車スペースを探している。

 キレた。
 自転車から降りてスタンドを降ろす。2人のいるところに向かっていった。2人は警備員となにやら話している。
 近づいて警備員に注意した。
「列に並ばないで入ってきたんですよ、こいつら!」「きちんと並ばせてください!」
「すいません、駐輪で列ができているとは思わなかったんです」
2人のうちの細くて小さい方が言った。「(列を見て)何のイベントがあるんだろうとは思ったけど」
 嘘こけ。お前ら初めてここに来たってか。並んでいるのは全員自転車に乗っている、あるいは持っている人たちだぞ。普通ならそこで何かあるなと思うだろうが。それとも本当に知らなかったのか?
 もう一人の大きい方がつぶやいた。
「でもさあ、そんなことを言いに来たの?」
 キレた×2。怒鳴った。「あたりまえだろう! 頭にきてんだから」
 2人は、自転車に飛び乗ると公園を抜けて逃げていった。




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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