正真正銘、最後の〈転載:紙ふうせんコンサート・ライブ〉シリーズ。
 2回めのシークレットライブはなぜか名称がスペシャルライブだったんです。
 最初のコーナーが印象深かったですねぇ。
 「紙ふうせん初期のライブ音源を聴く会」は、新橋のサロンSHUではなく、青山のカフェバー「brim」で開催しました。北海道からTさんも参加してくれて感謝! でした。

     ◇

2008/04/27

 「紙ふうせんスペシャルライブ」(SOUND INN 英國館)

 紙ふうせんのFC限定のシークレットライブが昨年に引き続き開催された。
 今年もいろいろ趣向を凝らしたライブだったが、最初のコーナーに驚き、感激した。

 ステージには後藤さんが一人。四百字詰め原稿を片手にゆっくりと朗読する。内容は1970年代前半の東京暮らしの思い出だ。赤い鳥から紙ふうせんへ活動が移ったころ。神泉、池の上、経堂、原宿。事務所は代官山。思い出話の間に当時の曲が挿入され、会場に流れる。その音源が74年9月に開催された「紙ふうせん旅立ちコンサート」のライブなのだからたまらない。
 朗読、CDによる音源の再生。この仕掛けにピンときた。先週(19日)の「紙ふうせんトリビュートライブ」(朗読)に対する後藤さんの返歌(アンサーソング)なのだ。

 朗読の後、MCで先週のライブに触れ、「素材はこちらの方が豊富ですからね」。オープンリールに収録されていた、これまでのコンサート、ライブの音源をCDにしたのだそうだ。
 その一言にまたピン! これまた数年前になるが、「紙ふうせんの初期のコンサートを聴く会」を東京地区で開催する旨後藤さんにお願いしていたのだ。FC会員が集まった際、飲食時のBGMに流す。紙ふうせんが結成されてから17年間、ライブを観たことがなかった僕の夢だった。
 FCの皆さま、新橋のサロンSHUで開催しますよ~。 

  ヘイ!/まつり/夜店のうた

 続いて紙ふうせんのサポートメンバー(ピアノ)である今出さんのサプライズコーナー。70年代の横山やすし風ファッションで登場した今出さんが何をするか説明する。な、何と若いジャズ歌手のアンリさんとデュエット。きちんとハモっていた。ヴォーカルも一つの楽器なんだなあと実感する。

  トゥナイト…(タイトル失念)

 後藤さんと平山さんが登場。まずはPPMメドレー。

  悲惨な戦争/パフ/天使のハンマー

 そしてお馴染みの伝承歌。

  竹田の子守唄

 先日、NHK「坂崎幸之助の一夜限りの音楽ライブ」が再放送されて、たまたま後藤さんが見ていた。(ゲストの一人が山本潤子ということもあって)ゲストの泉谷しげるが赤い鳥を話題にしていたという。
「歌がうまくてコーラスが抜群でチューニングができる。自分ができないことが全部できる赤い鳥は大嫌いだった」
 そう怒る泉谷しげるが昔と全然変わっていなくて素敵だなあと後藤さん。

 サポーターメンバー(ギター)のすぎたさんのコーナー。

 「ティファニーで朝食を」の主題歌と、自身のデュオ「ハル」のオリジナル曲。

  ムーンリバー/僕を救ってくれたのは

 後藤さん「My name is ベッツィ」
 すぎたさん「My name is クリス」
 二人が挨拶して歌いだしたのが「白い色は恋人の色」。挨拶にはテーブルから「気持ち悪い」の声も。この曲は平山さんのリクエストだという。
 GWに公開される、6人の俳優がボブ・ディランを演じるちょっと毛色の変わった伝記映画「アイム・ノット・ゼア」の話題から「トリビアの泉」へ。ピーター・ポール&マリーは、もしかした、ピーター・ボブ&マリーになっていたかもしれないという話。ボブ・ディランの伝記本に書かれているのだそうだ。ということで、代表曲「風に吹かれて」
 「LOVE」は今出さんのピアノで、平山さんがしっとりと。

  白い色は恋人の色/風に吹かれて/LOVE

 ベースの浦野さんも加わって、いつものナンバーで駆け抜ける。
 今出さん、すぎたさんとコーナーがあったのに、なぜか浦野さんのがない。昨年はきちんと受け持ったのに。
 ラストは「紙風船」の大合唱。

  街を走りぬけて/ホーハイホー/船が帰ってくる/冬が来る前に/紙風船

 今年は、本当の意味でFC限定のライブになっていたような。肩の力の抜けた進行が心地よい。楽しかった。
 来年もぜひ! 




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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