4日(金)は神保町のブックカフェ二十世紀へ。
 「鉄腕アトムの歌が聞こえる ~手塚治虫とその時代~』」(少年画報社)の出版記念で著者の橋本一郎氏のトークショーがあったので、まぐまのKさんを誘って参加した。

 すでに本は読んでいる。
 橋本氏は元朝日ソノラマの編集者で、「鉄腕アトム」や「鉄人28号」のソノシートを企画して大ヒットを放つ。「ウルトラQ」や「ウルトラマン」のソノシートも同様。オリジナルの怪獣ドラマにはずいぶんお世話になったものだ。
 サンコミックスを創刊した人でもある。
 少年画報社に移籍してからは、手塚治虫に少年キングへの連載を依頼して「アポロの歌」を描かせた。連載第一回の精子の大群(男性)が、子宮の卵子(女王)に向かって行く描写は圧巻だった。

 トークショーは、時々ソノシートをかけながら、担当したコミックスを回しながら2時間の長丁場。とはいえ、興味深い話の数々であっというまに時間が過ぎ去った感じだ。
 トークショー終了後は希望者のみ参加の懇親会。こちらはアルコールも入って、本に書けなかった「えっ!」という話が次々とでてきて楽しめた。終了したのは23時過ぎ。充実した内容だった。

 橋本氏の隣でアシスタントをやっていた某編集プロダクション代表(「鉄腕アトムの歌が聞こえる」を編集している)のIさんの顔に見覚えがあった。秋野大作に似ているから単なる思い違いかとも思ったが、確かな記憶がある。
トークショーが終了してから、エレベータ-横で販売を担当していた少年画報社のOさんを見て判明した。
 二人とも元T書房の社員だったのだ。

 26年前、僕もT書房の社員だったのである。Iさんはマンガの編集部、Oさんは販売部にいた。僕は映像部にいて、本の編集や販売に関わったことはないのだが。T書房は途中入社でまたすぐにS社へ出向してそのまま転籍してしまったので2年も在籍していなかった。転籍してすぐにT書房は倒産した。
 Oさんにはけっこうお世話になった。ローリングストーンズのコンサートがあったとき、Oさんから無償でチケットをもらって、一緒に観に行ったのをしっかり覚えている。お互い、名前がでてこなかったが、この思い出は共有していて、Oさんが僕を認識したときの言葉が、「ローリングストーンズ、行ったねぇ」だった。

 美空ひばりや手塚治虫の逝去、宮崎某事件、いろいろなことがあった。入社してすぐに生まれた娘がこの夏で27歳になっているのだ。

 
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ソノシートを扱っていることで、これは「買い」だと。




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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