2015/09/05

 「紙ふうせんシークレットライブ 2015」(雲州堂)

 前々項から続く

 今年のシークレットライブが雲州堂で開催される旨FC月報で告知されたとき、目を引いたのは次の文言だった。

     ▽
 設備 ピアノ:ROLAND DP-990、DVDデッキ
     △

 会員がライブをするのだから、設備機材としてピアノが書かれているのはわかる。でも、なぜDVDデッキも一緒なのか? 別に演奏や歌唱にDVDデッキは必要ないだろう。
 で、僕は勝手に天の声を聞いたのだった。
「あの作品を上映しなさい」

 あの作品とは「1973 バラキの夏」。
 中学2年の夏休み、地元の子ども会がバラキ高原で1泊2日のキャンプを実施した。このキャンプに当時組織していた8ミリ映画制作サークルの友だちと一緒に参加して2日間の模様を8ミリカメラで撮影した。記録映画にすべく編集したのだが、未完成のままで終わってしまった。80年代半ば、仮編集のフィルムをビデオにしてもう一度編集に取り組もうとしたが、またまた挫折。2000年代に自主映画で知り合った業界人のT氏に編集をお願いしてやっと完成した。再編集にあたって、全体の構成を見直し、映像詩といった体裁にした。テーマ曲は紙ふうせんの「時の流れ」。
 同窓会で上映すれば受けること間違いないのだが、なかなかその機会がない。

 11年前に朗読とライブで構成した「紙ふうせんトリビュートライブ」を開催した折、オープニングで流したことがある。
 今回のシークレットライブは関西の会員がほとんどなので、初見でしたら観ていただきましょうとパフォーマンスにエントリーしたというわけだ。

 雲州堂はソロバンの老舗。老舗の倉庫(蔵)を改造したのがイベントスぺース雲州堂なのである。なんてことは入口で後藤さんに教えてもらった。

 ドアは昔ながらの引き戸である。中に入ると板張りの造作。まるで黒澤明の時代劇に出てくる建物のようだ。それほど広くない。右前方にひと際高いステージがある。そのステージに向かって、柱を中心として左右に長テーブルが縦に2台ずつ。一つのテーブルには8人ほど座れるか。
 ステージを真ん中にして、左右の壁には紙ふうせんの全アルバムのジャケットが並べて貼られている。けっこう凝っている。
 ステージ後方の壁には白い布が貼られている。それがスクリーンだった。
 ということで、まず「1973 バラキの夏」の上映。
 続いて高齢の、いや恒例の会員パフォーマンス、ライブ。

 トップバッターは初参加のJ内さん。千葉からやってきた関東の会員だ。
 ピアノの弾き語りで「僕のうた」。
 3月の「赤い鳥・紙ふうせんアマチュアコピーバンド大会 この指とまれ!」にはお客さんとして参加していたとのこと。

 「僕のうた」が赤い鳥のラストシングルだったからか、J内さんのライブの後後藤さんから9月26、27日の両日開催の「ALFA MUSIC LIVE」の話。村上ポンタさんと大村憲司さんの息子さんとの共演で「翼をください」を歌うという。ああ、行きたいなぁ。

 続いてK野さん。ギターの弾き語りで日本語の「パフ」。
 第一回からライブパフォーマンスに参加しているⅠ田さんの友だちでその関係で会員になって、同時にかつてのギター熱が甦り、Ⅰ田さん同様、すぎたじゅんじさんのギター教室の生徒になったとか。

 3番手はS木さん。こちらも関東は神奈川からの参加だ。Ⅰ田さんと同じくライブパフォーマンスの常連だ。「赤い鳥・紙ふうせんアマチュアコピーバンド大会 この指とまれ!」の企画、運営の張本人だった。
 すぎたさん(ギター)をサポートにギターの弾き語りで「いかつり唄」。

 4番手はⅠ田さん。すぎたさんのギター教室の生徒として徐々に腕をあげていて、毎回新作(?)を披露してくれる。今年は「誰に告げようか」だ。
 CBSソニー時代、ヒット狙いでリリースされたシングルの中でも特に好きな曲である。フォルクローレ色が強く感じられるからだろうか。

 Ⅰ田さんは自分の番が終わっても、そのままステージに残る。次のK山さんの伴奏を担当するためだ。
 K山さんはこれまでいつも客席側にいた。今回初めてパフォーマンスにエントリーしたのだ。K山さんが歌ったのは「霧にぬれても」。「冬が来る前に」に続くシングルだ。残念ながら「冬が来る前に」のような大ヒットにはならなかったが、好きだという人は多い。
 K山さんの歌う「霧はぬれても」良かったなぁ。

 この項続く




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Comment
No title
この時の様子を泰代さんのラジオでお話されてましたよ。
雲州堂の紹介とシークレットライブのクラブ出演者についてのコメントだったと思います。映画についても触れてましたね!
ジンギスカン さん
返信が遅くなって申し訳ありません。

紙ふうせんリサイタル、もう来週なんですね。いろいろ情報仕入れました。詳しくは懇親会でお話ししますね。運転手が翌日有休とれたので、深夜の帰宅はなくなりました!
では、では。
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プロフィール

kei

Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町のブックカフェ二十世紀で働いています。さまざまなイベントを企画、開催していますので、興味あれば一度覗いてみてください。

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