書き忘れていた映画の話を。

 19日(土)、「映画監督と時代 ~戦争法案を廃案に!~」の最初は「ひろしま」の上映だった。1953年という時代に制作された作品と考えると、かなりショッキングな映像が続く。が、協力した広島市民は不満だったという。原爆が落ちた後の光景はこんなものではなかったと。
 音楽は伊福部昭。雰囲気は「ゴジラ」である。というか、「ゴジラ」のエンディング前、乙女の合唱シーンの音楽と同じメロディが流れたような気がする。「サンダカン八番娼館 望郷」だって、何も知らなければ怪獣映画の音楽だもの。

 翌20日(日)は丸の内ピカデリーで「天空の蜂」を鑑賞。
 かなり前から劇場で予告編を見ていた。原作は東野圭吾なのだが、映像不可能な小説を映画化したというようなコピーに反発した。この映画と「グラスホッパー」(原作:伊坂幸太郎)が前述のコピーを使っていた。映像化不可能な小説を映像化することにどれだけの意味があるのか。
 まあ、「グラスホッパー」の監督は瀧本智行だから期待できるが、「天空の蜂」は堤幸彦監督だ。不思議なもので三池監督がいろいろなジャンルに手をだすことには寛大なのだが(すべては観ていないが)、堤監督の場合は逆で「悼む人」は堤監督の作品ということでパスしてしまった。
 「天空の蜂」はどうなのか? 公開されたらかなり評判が良い。ある漫画雑誌の映画評で「S -警官- 奪還 ……長いので以下略」と比較して、評価していたので足を運んだ。まあ、この映画に関しては堤監督でも観る気でいたのだが。
 原作は読んでいない。面白かった。原作同様の時代、1990年代を舞台にしていてちょっと引っかかったのだが、ラストで得心することになる。

 21日(月)は地元シネコンで「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN  エンド オブ ワールド」鑑賞。怪獣映画として前編を楽しんだので、後編も期待していた。が、率直な感想は、この映画、なぜ2部作にしたのだろうか? というもの。3時間くらいで1本にまとめた方がよかったのでは。確かにガチの「サンダ対ガイラ」のヴィジュアルがあるのだが、前編でサンダ対雑魚巨人を見ているからあまり興奮できなかった。

 27日(日)は渋谷へ。やっとユーロスペースで塚本晋也監督の「野火」を観る。市川崑監督の「野火」は何度観たか。DVDであるが。
 カラーであることを武器に戦場の惨さを強調したシーンの連続だった。正視できないことがたびたび。
 映像インパクトとともに音楽が印象的だった。ラストは旧作の方が良かった。

 「野火」15時の回が終了したのが16時30分過ぎだった。
 オーチャードホールはすぐ近くなので、せめて「ALFA MUSIC LIVE」がどんな会場で開催されるのか確認しようと入口に行った。
 信じられない告知があった。「当日券あり」。17時から発売開始だというので、列に並んで販売を待った。
 時間がきた。一人ひとりがチケットを購入していく。10人近く。
 僕の番が来た。とはいえ、財布には13,000円ない。カードで買えないか? 無理だった。係りの人になぜ当日券があるのか訊いてみた。
 もともとに機材置き場にしていた席を使用できるようにしたこと、もうひとつは招待客で来られない人の分。
 ピンときた。近くのコンビニに駆け込んだ。ATMにカードを挿入して1万円を借りたら、ちゃんと出てきた。大慌てで会場へ駆け込んだ。
 買えた! 1回席14列15番。けっこういい席ではないか。

 ということで「ALFA MUSIC LIVE」、生で観ました。18時開場、18時30分開演(少し遅れた)、終わったのは22時30分。4時間近く。帰宅したら午前様だった。
 この日予定していたら作業はすべてパスした。

 音楽の神様、ありがとう!




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Author:kei
新井啓介
ライターの・ようなもの
まぐまPB「夕景工房 小説と映画のあいだに」(studio zero/蒼天社)
「僕たちの赤い鳥ものがたり 1978-79」(文芸社)
神保町で働いています。

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